
今回は時事ネタではなく、管理人である私が『スポットライトシリーズ』参戦用に『MTG×FINAL FANTASY』発売前から調整していたデッキがある程度固まったので公開したいと思います。
名だたるデッキビルダーではありませんが、久しぶりにいいデッキだと思える出来で『FINAL FANTASY Ⅸ』ファンや、『ジェノムの魔術師、クジャ』でデッキを考えている方がいらしたら参考になれば幸いです。
※スポットライトシリーズのデッキリスト提出までの時間、フライデーナイトマジックや、週末の大会、アリーナなどの調整の末カードの入替をする可能性はあります。
❘ クジャデッキを作った経緯
このデッキの主軸は『FINAL FANTASY Ⅸ』の敵役『ジェノムの魔術師、クジャ』です。

私は『FINAL FANTASY』シリーズで一番好きなナンバリングで
当時みんなが「エ■ゲーで泣く」と言っていて「ゲームでなく訳なくない?w」っと言っていた、冷ややかな少年が『FINAL FANTASY Ⅸ』のエンディングでは頬に涙が流れた程の作品で今なお強烈に記憶に残っています。


❘ クジャスペル
そんな好きな作品の敵役の『クジャ』ですが
『ジェノムの魔術師、クジャ』はそこまで評価を受けている印象がありませんでした。
・4マナ3/4 と悪くないスタッツ。
・毎ターンタップ状態とはいえ、ブロックできる砲台がタダで出てくる。
・裏返しのトランス状態になったらとてつもない火力を出せる。
この3点を評価し最大限発揮できるデッキを組んでみました。


※晴れる屋さんのデッキ:https://www.hareruyamtg.com/decks/1031253
リストは『晴れる屋』さんWEBのデッキページに掲載しています。マジで使いやすいです!

❘ 採用カードの紹介
一部メジャーではないカードも採用していますが、ちゃんと理由があって採用しています。
ここでは私なりの採用理由を解説していきたいと思います。
【スペル編】

■除去系
・切り崩し
早いデッキに対する定番除去ですが当らないクリーチャーも多く枚数は2枚に留めています。
・保安官を撃て
一般的には『喉首狙い』が採用されると思いますがあえてこちらを採用しています。
『ダイヤウェポン』『デーモンズウォール』など新たに環境に採用されるクリーチャーを対象に取れるメリットがあり、デメリットは『魂石の聖域』や『止められぬ斬鬼』など一部に当らないですが他で対処できるのでこのカードで行こうと思います。

■火力系
・噴出の稲妻
直接プレイヤーに叩き込め、除去にもなるキッカー付の火力。
『塔の点火』の方が除去面では強いが最終的にライフを押し込むために採用しています。
・稲妻の一撃
こちらも直接火力で、同じマナ域の『勇気の徳目』を採用したため採用枚数は少な目の2枚。
・勇気の徳目(エンチャント)
2マナ2点火力かつ、魔道士が居る状態では簡単にエクストラドローができる1枚。
リソースを使い切った後でも1枚のスペルから逆転できる可能性を秘めている。
■ハンデス
・強迫
言わずもながらの定番スペル。
クリーチャー枚数が少ないので除去や決めてを落とすのに使用。
・残虐爪の略奪
黒黒 のマナコストは重たいが状況に応じて相手のキーカードやリソース源を奪える。
正直、入替候補ではある1枚。
・ヴェールのリリアナ
場に残るだけで相手は対処を迫られるカード。
手札消費の早いデッキなので相手のリソースを奪いスカスカにさせながら布告除去も活用。
■リソース源
・「黒魔道士」の杖
パウパーで強いと噂の1枚で、場に1枚ある状態で唱えれば誘発する。
地味だけど1体のクリーチャーに2枚張るとスペル誘発のダメージが装備分発生する。
・レンの決意
次のターンまで使用可能かつ、ヴェールのリリアナや対ハンデスに対して相性は良い。
『オペラ劇場のラブソング』と悩むが打点よりもリソースとして使用する猶予が長い分こちらを採用。
・過去と未来の剣
プロテクション青・黒 で除去&バウンスから守れサイズを上げる事で戦闘負けや火力除去対策にも。
スペルを2マナ以下に集中させているため、プレイヤーダメージボーナスも誘発しやすい。
【クリーチャー編】

・ジェノムの魔術師、クジャ
このデッキの要。トークン生成と変身した時のプレッシャーは最強格!
ヴェールのリリアナ をはじめとするハンデスで除去しにくい状況でプレイしたい。
4枚採用も検討したが、手札にダブつくので1枚削減。
・光輝く者、テルサ
ジェスカイ眼魔などで採用された実績があり、速攻で奇襲も可能。
クリーチャータイプはウィザードなのでクジャの変身カウントにも貢献。
ドローとして使った後に、ランダムだが墓地を再利用できるのも強み。
・黙示録、シェオルドレッド
説明不要の最強クリーチャーで対処を要求する。
ウィザードではないが、ドローを咎め多くのデッキに刺さる。
【土地・サイドボード編】

■土地
・不穏な火道
除去に当りやすくそんなに強くないが、手札入替とダメージ源になりうるカード。
・魔晄都市、ミッドガル
黒魔道士の杖 やクジャトークンを使いドローに変換できるので無駄が少ない。
タップインなので採用は1枚のみ。
■サイドボード
・戦略的裏切り
アゾリウス全知、グルール昂揚、リアニメイト系 など墓地を使う相手にIN。
2マナの布告除去かつ墓地全追放で使い勝手は悪くない。
・魔道封じのトカゲ
イゼット果敢、アゾリウス全知 などスペル系デッキにIN。
自分もダメージを負う可能性が高いがそこは分割してプレイするなど気を付ける。
一時的封鎖に巻き込まれる。
・下水王、駆け抜け候
場に残れば継続的な墓地対策カードで一時的封鎖が当らないマナ域のカード。
アーボーグの掃除屋 と迷ったが、単体を強化するよりも横並びでダメージを出す事から採用。
・兄弟仲の終焉
イゼット果敢、赤単アグロ、オルゾフピクシーなどにIN。
イゼット果敢の装備品を流す事も、タフネスの低いクリーチャーを一層することもできる。
紅蓮地獄と迷ったがタフネス3とイゼット果敢に対する回答として1マナ重い方を採用。
・古からの確執
アゾリウス全知、のような1枚1枚に依存したデッキにサイドIN
全知や、マラング川の執政を抜く事で勝ち筋を無くす。
・一巻の終わり
ビビ、ドロスの魔人、分派の説教者 など強力かつタフネスが高く4枚採用の多いカードを狙う。
メインから入れないのは4マナが重く、テンポに欠ける。
| デッキの動き
このデッキの各ターンの動きや、強いムーブを紹介していきます。
【1ターン目】
基本的には、ハンド確認、除去構え、タップインランドの処理 という感じです。
後手であれば対戦相手の行動次第で判断する形になります。

【2ターン目】
ここでは選択肢が増えます。
ハンデスは前ターン強迫を撃った場合よりやりたい事を妨害し、除去構えは早いデッキに対しては有効。対中速デッキなら、黒魔導士の杖 は理想的。レンの決意はマリガン後などリソースが必要な時で基本2ターン目に打ちたくない。

【3ターン目】
理想はテルサでルーティングしながら殴る事ですが、1,2ターンハンデスで来たならリリアナで更にハンドのプレッシャーを与えていきたい。
黒魔導士の杖+2アクション目 や、セットランド前にレンの決意で土地2枚としてもリソース確保など相手のデッキに合わせた選択が必要になります。

【4ターン目】
ここでクジャ や シェオル を展開!
ハンドに無ければ除去やハンデスを継続しても良くリソースをガンガン使い相手のハンドや場を疲弊させる。

ちなみに、テンポ良く言った場合は4ターン目終了時にクジャが変身します。

そして変身後、クジャが居る状態であれば軽量スペルですら大きなダメージを飛ばす事に。

噴出の稲妻2枚でスペル誘発できるクリーチャーが2~3体居ればゲームが決まります
更に徳目があればライブラリートップをかなりの数めくれて繋がっていきます。
また、墓地を使ったリソース回収も可能で、
墓地に7枚以上でテルサのランダム使用(使いきれればまた墓地に戻る)
過去と未来の剣は切削して選択しの幅を上げたりドローの質を上げられます。

という動きで、
クジャを軸にしながらもスペルで戦うデッキ『クジャスペル』の紹介でした!
無いとは思いますが、ラスベガスのプロツアーで同型デッキが出たら嬉しいです。
ちなみに晴れる屋さんでは今週クジャがめちゃくちゃ売れています…

もしかしてみんな強さに気付いてる???

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