日本時間10月19日、20日に アメリカ/テキサス州 で開催された『SCG CON ヒューストン』でMTG地域チャンピオンシップ:モダントーナメントが行われ、その様子は全世界に配信され世界が注目していた中、『ジェスカイブリンク』が優勝となりました。
今回は各日のメタゲームなどをまとめていきます。
❙ 地域チャンピオンシップ:初日メタゲーム
やはり大会をチェックする上で欠かせないのがメタゲームの様子!
どんなデッキを選択し、勝ち組/負け組 が分かれるだけでなく最新のトレンドも知る上で貴重なデータとなります。

最多数は、『ブリンク系デッキ』が全体の約12%で誘発型能力などの使いまわしを軸に戦い『量子の謎かけ屋』や『孤独』などでハンドと盤面を触れる盤石なデッキです。
次いで二番手に来たのは意外にも『アミュレットタイタン』でした。
モダンで古から型を変えながら一撃コンボも持ち合わす、個人的に一番当たりたくないデッキ。
三番手は、これも現在モダンのトップメタ『エスパー御霊』で『ブリンク系』デッキに劣らない柔軟な対応ができ、妨害、除去、リアニメイト とMTGのプレイ体験を煮詰めたようなデッキです。
この3つのデッキをトータルしても全体の約1/3程度で、現在のモダン環境の健全さが伺えます。

初日の配信はこちら
URL:https://www.youtube.com/watch?v=oCKoT7eHbl8
❙ 地域チャンピオンシップ:2日目メタゲーム
初日を突破した246人のプレイヤーが2日目に進出しますが、メタゲームに動きがありました。
こちらの画像は配信2日目の19:00頃に表示されていますが、TO3の入れ替わりが激しい状態です。

最大勢力は『アミュレットタイタン』となり、初日一番手だった『ブリンク系デッキ』が抜かされる事態に!さらには、『エスパー御霊』7番手に落ち、その間を『イゼット親和』や『イゼット果敢』が結果を残し上位に食い込んでいます!
他大会では常にTOPに居る『青単ベルチャー』も10番手と人数が少なくなっていますし、『MILL』こと、ライブラリーアウトがこのリストに載っているのもなんかいいですね!

2日目の配信はこちら
URL:https://www.youtube.com/watch?v=qydOHR47JlA
❙ TOP8
2日間で14試合を行い予選ラウンド上位8名による戦いは、配信の 8:05:00 頃からスタートします。

TOP8の選手とデッキは以下の通りです。
予選1位 :Vinnie Fino 選手 / ジェスカイブリンク
予選2位:Sam Clayton 選手 / イゼット果敢
予選3位:Noe Leal, Jr. 選手 / エスパー御霊
予選4位:Andrew Debevoise 選手 / イゼット親和
予選5位:Collins Mullen 選手 / アミュレットタイタン
予選6位:John Puglisi Clark 選手 / ボロスエネルギー
予選7位:Gage Hergert 選手 / イゼット果敢
予選8位:Jesse Hampton 選手 / ジェスカイブリンク
どのデッキが勝ち上がってもおかしくない、現在のモダンを象徴するようなデッキばかりです!
試合は進み最終戦は、
予選1位 の Vinnie Fino 選手 / ジェスカイブリンク
対、予選6位の John Puglisi Clark 選手 / ボロスエネルギー

互いに1本づつ取って最終戦。
ライフは少ないものの、『鏡割りの寓話』+『量子の謎かけ屋』が並ぶ事態は、John Puglisi Clark 選手にとって吐きそうなぐらい強烈な盤面ですね💦

そして上画像左側に移る各プレイヤーの風貌はとても対極的で、正直Vinnie Fino 選手のタトゥーが堀りこまれているのも文化の違いではあるもののちょっと引きますw

最終局面は、
Vinnie Fino 選手が『空の怒り』で盤面を流した後に、『鏡割りの寓話』でコピーを作り続けた『量子の謎かけ屋』本体と合わせて3体が一気に11点以上のライフを削り試合終了‼

優勝したVinnie Fino 選手のデッキリストはメインから『記憶への放逐』が4枚フル投入されており、クリーチャーは質にこだわって必要なカードを必要な分だけ入れている感じがします。

ほぼ時を同じく、10月19日晴れる屋名古屋店さんでも同系デッキがTOP8に入り、10月上旬から研究されていたデッキで今回大きく頭角を現した感じでしょうか?
現在のモダンは本当に多くのデッキが活躍する良感情なので、この調子でぶっ壊れずにどのデッキでも勝てる環境が続いてくれることを願います!


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