
昨今、ミドルスクールというMTGの非公式フォーマットが少しづつではありますが話題に上がる事が増えてきました。
私自身はミドルスクールプレイヤーではありませんが、当時の環境をプレイしていた思い出と共にルールやネットでの反応をまとめてみました。
❙ ミドルスクールとは?
Middle School Magic(ミドル・スクールマジック)は、非公式フォーマットの一つ。Old School Magicとモダンの間のエキスパンションに範囲を狭めたフォーマット。
1995年から2003年の間に発売された旧枠のカードプールを使用する非公式フォーマット。ローテーションは存在しない。イベントにおいて新枠のカードが使用可能である。
カードプールが類似しているフォーマットとしてPremodernがある。こちらはマナ・バーンやダメージスタックなど旧ルールを採用している事、意志の力/Force of Willやネクロポーテンス/Necropotenceなど当時のスタンダードで活躍したカードが禁止されていない事から、Old School Magicの様に当時のプレイ環境を再現する事を目指したフォーマットだと言える。
※MTGwikiより引用
❙ 使用可能なエキスパンション(禁止を除く)
以下のセットのカードが使用可能である。
公式フォーマットで使用できない金枠カードも使用が認められている。
- エキスパンション
- オンスロート・ブロック
- オデッセイ・ブロック
- インベイジョン・ブロック
- マスクス・ブロック
- メルカディアン・マスクス(Mercadian Masques/MM/MMQ) 1999年10月発売
- ネメシス(Nemesis/NE/NEM) 2000年2月発売
- プロフェシー(Prophecy/PR/PCY) 2000年6月発売
- ウルザ・ブロック
- ウルザズ・サーガ(Urza’s Saga/US/UZ/USG) 1998年10月発売
- ウルザズ・レガシー(Urza’s Legacy/UL/ULG) 1999年2月発売
- ウルザズ・デスティニー(Urza’s Destiny/UD/UDS) 1999年6月発売
- テンペスト・ブロック
- ミラージュ・ブロック
- アイスエイジ・ブロック
- オールドエキスパンション
- ホームランド(Homelands/HM/HML) 1995年10月発売
- 基本セット
- 初心者向けセット
- スターター2000(Starter2000/S00) 2000年8月発売
- スターター(Starter/S99) 1999年7月発売
- ポータル三国志(Portal Three Kingdoms/PK/PTK) 1999年5月発売
- ポータル・セカンドエイジ(Portal Second Age/P2/P02) 1998年8月発売
- ポータル(Portal/P1/POR) 1997年7月発売
- 構築済みギフトボックスシリーズ
- 以下のプロモーショナル・カード
- 闘技場/Arena
- Sewers of Estark
- ナラスニ・ドラゴン/Nalathni Dragon
- 大アナグマ/Giant Badger
- Windseeker Centaur
- Arena League and DCI Membership Promos
- 世界選手権デッキセット(金枠)
❙ 禁止カード
- Amulet of Quoz
- 天秤/Balance
- 渦まく知識/Brainstorm
- 青銅のタブレット/Bronze Tablet
- チャネル/Channel
- 暗黒の儀式/Dark Ritual
- Demonic Consultation
- 閃光/Flash
- ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter
- 伝国の玉璽/Imperial Seal
- 宝石の鳥/Jeweled Bird
- 魔力の墓所/Mana Crypt
- 魔力の櫃/Mana Vault
- 記憶の壺/Memory Jar
- 精神の願望/Mind’s Desire
- 精神錯乱/Mind Twist
- 再誕/Rebirth
- 露天鉱床/Strip Mine
- 嵐のイフリート/Tempest Efreet
- Timmerian Fiends
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- 吸血の教示者/Vampiric Tutor
- 意外な授かり物/Windfall
- ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth’s Bargain
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will
❙ 懐かしのルール
マリガンルールは現在と同じですが、3つのルールが2003年当時のものとなっています。
【マナバーン】
これは、引き出したマナを各終了ステップまでに使い切らないとその点数分ダメージをくらう。というもの。
現代MTGでは、余ったマナは自動で消滅していましたがそうではありません。そのため、戦略的に相手に余計なマナを供給するカードもありました。

【ダメージスタック】
これは呪文のスタックと同じように戦闘ダメージにもスタックの概念があり、戦闘でのダメージは即時与えられずスタックに乗せ解決前に『当て逃げ』と呼ばれる行為(本体をバウンスしたり、生贄に捧げる効果を起動したり)を行う事でアドバンテージを得るテクニックです。
正直、複雑なルールですがそれによりカードの評価が変わりますし、昔のプレイヤーには懐かしいプレイング体験になるはず!

【”願い”ルール】
”願い”と呼ばれる系のカードで、ゲーム外にあるカードを手札に加えるスペルを指します。当時はゲーム外=『サイドボード』や『追放領域』も参照することができた為、除去などでゲーム進行中に追放領域に移動したカードも選択することが可能でした。
現在では、『ゲーム外』=『サイドボード』とういルールの為、上記のようなプレイングは不可能ですがミドルスクールなら戦略として組み込めます!

❙ Xの反応


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